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自然感じ銀輪疾駆 相馬復興サイクリング 100キロ、48キロ初の2コース

県内外から参加した600人は相馬地方4市町村の美しい景観や、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復旧、復興の様子を肌で感じながらペダルをこいだ=相馬市道大洲松川線
参照:福島民報

相馬地方を自転車で巡る第二回相馬復興サイクリングは二十六日、相馬市民会館を発着点とするコースで開かれた。県内外から約六百人が参加し、緑の山々や海岸線の美しい景観と復興が進む様子を肌で感じつつ、軽快に銀輪を走らせた。 

 相馬市サイクリング協会、福島民報社などでつくる相馬復興サイクリング実行委員会の主催。ロング(約百キロ)、ショート(約四十八キロ)の両コースを設けた。今年は好天に恵まれ、初めて二コースで開催された。昨年は雨の影響でショートコースのみだった。 

 ロングコースでは、参加者が飯舘村や南相馬市を含む四市町村を通る約百キロを駆け抜けた。相馬、新地両市町の沿岸部に加え、コース中盤に飯舘村の真野ダム周辺で山々の緑やダムを横断する大倉大橋からの絶景が楽しめるルート。ライダーは青空に映える景観美を目に焼き付けペダルを踏んだ。 

 飯舘村に設けられたエイドステーションでは地元大倉地区の女性十二人でつくる「こぶし会」のメンバーが手作りの梅干しや唐揚げなどを振る舞った。昨年の開催当日も早朝から準備を整えたが、雨で出番がなくなった。会長の佐藤孝子さん(61)は「ようやく皆さんを迎えられて安心した」と声を弾ませた。食べ物を手渡して参加者と交流した大久保明美さん(53)も「飯舘の自然を感じてもらいたい」と笑顔を見せた。 

 好天の下で念願の二コース開催を果たし、実行委員会事務局長の今野孝浩さん(42)は「大成功」と感無量の様子。実行委員長の鈴木一弘さん(54)も「参加者やスタッフの協力で、みんなが笑顔で走ってくれたことがうれしい」と喜んだ。

記事元:福島民報

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