
参照:東京新聞
渋川市は渋川駅前プラザで電動アシスト自転車の無料貸し出しを始めた。伊香保温泉や榛名山などを訪れる観光客の移動手段として利用したり、市民の健康増進に役立てたりしてもらうのが狙い。
渋川女子高の生徒が総合的な学習の時間で4人1班となって考えたアイデアを市が採用した。市の花アジサイとサイクルを組み合わせた愛称「あじサイクル」と、アジサイの花や雨のしずくを車体に描くラッピングデザインも、それぞれ別の生徒が考案した。
貸し出す自転車は7台でうち5台はシティーサイクル、2台はスポーツタイプの「eバイク」。あと3台増やす予定のeバイクは一回の充電で最長約73キロ走る。財源は企業版ふるさと納税で確保した。
19日の開始式には、高木勉市長や提案した生徒ら約20人が出席し、自転車をお披露目した。提案者の1人で3年の近藤史織さんは「渋川の魅力をゆっくり見て回ってほしい」と話した。
利用時間は午前9時~午後7時。高校生以上が対象で、通勤・通学には利用不可。同プラザ1階で申込書に記入し、顔写真付き身分証明書を提示する。 (市川勘太郎)
記事元:東京新聞