
100均ショップで人気ジャンルのひとつが自転車用品です。専門店では千円以上する自転車用品が100円で買えるとなれば、人気になるのもうなずけるところですが、安すぎて本当に実用になるか気になるという人も多いでしょう。そこで、今回は100均の自転車用品3アイテムについて使い勝手を調べてみました。
100均テールランプは意外と実用的
自動車側から見た場合、夜間に前を走る自転車は見にくいものです。自転車側にも、後部に赤色反射板を取り付けることが義務付けられていますが、ロービームで走っていると直前に近づくまで反射板に気づきにくいものです。
そこで、自転車もテールランプを付けた方が夜間安全なことは間違いなく、実は大手100均ショップでもテールランプが販売されています。サイクルショップで専門メーカーのテールランプを購入すると2千円程度なので、それを考えると格安です。
セリアで販売されていた「セーフティリアライト」を実際に夜間自転車に取り付けて光らせてみると、50m後方からでも赤色ランプが点灯していることが確認できました。50m先の自転車がわかれば十分実用的といえるでしょう。
100均自転車ヘッドライトはやや暗め
テールランプだけではなく、ホームセンターで買うと3千円以上するヘッドライトも100均に売られています。ただし、ダイソーが販売する「自転車用ライト5LED」のパッケージを見ると「補助灯としてご使用ください」と注意書きがあります。
実は、自転車のヘッドライトには都道府県ごとに明るさの規則があり、東京都の場合「白色又は淡黄色で、夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する」となっています。
実際、ダイソーのヘッドライトを街灯のない場所で試してみると、10m先がはっきり見えるかは微妙な明るさ。街灯や看板が多い街中を走る分には問題ありませんが、本格的な暗闇を走行する場合は、より光量の多いライトを使用した方がよさそうです。
自転車用空気入れも100均で買える
セリアでは、ホームセンターで買うと千円程度する「自転車用空気入れ」も販売されていました。一般的な空気入れより小型のタイプで、空気を入れるソケット部分を見ると、ママチャリをはじめとする一般的な自転車が使う英式バルブ対応です。
実は、ママチャリとロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツ車ではタイヤバルブの形状が違います。スポーツ車のタイヤでは、仏式バルブや米式バルブを使うことがほとんどなため、セリアの空気入れは使えません。
試しにママチャリへ空気を入れてみると、概ね安全と思われる空気圧まで入れることができました。ただし、空気入れ本体にゲージが付いていないため、実際の空気圧はわかりません。空気圧をそれほどシビアに考えなくてよい自転車向けといえそうです。
記事元:ラジオライフ