
参照:静岡新聞
2020年東京五輪・パラリンピック自転車競技の静岡県開催に向けた静岡県輸送連絡調整会議の第4回会合が16日、静岡市葵区の市産学交流センターで開かれた。大会組織委は、競技会場の伊豆ベロドローム(伊豆市)、富士スピードウェイ(SW、小山町)に自家用車で訪れる観客のために「パークアンドバスライド」の駐車場を複数設ける方針を示した。ロードレースに関しては観客輸送のルート案も公表した。
競技会場を巡っては、観客が自家用車で訪れた場合、選手・関係者の輸送や交通規制、競技の安全面確保などで大きな支障が出ると予想される。このため、組織委は会場にアクセスしやすい場所に駐車場を設け、バスに乗り換えてもらうパークアンドバスライドを実施するとした。
具体的には、トラック種目とマウンテンバイク(MTB)の競技会場になる伊豆ベロドロームに輸送するため、伊豆の国市と伊東市にそれぞれパークアンドバスライドの駐車場を設ける。富士SWがゴールのロードレースの駐車場は調整中。
一方、この日の会合では鉄道で富士SWを訪れる観客のため、JR御殿場駅と神奈川県の小田急開成駅から、それぞれシャトルバスを運行する案を公表した。同会議は今月21日に実施するロードレースと、10月6日に行うMTBの各テストイベントで課題を洗い出した上で、今秋以降に第5回会合を開く方針。
記事元:静岡新聞