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南阿蘇鉄道に軌道自転車導入へ 熊本地震で被災、活用策探る

岐阜県の旧神岡鉄道で導入されている軌道自転車「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」=岐阜県飛騨市で、大竹禎之撮影
参照:毎日新聞

 「南阿蘇鉄道沿線地域公共交通活性化協議会」は、第8回会合を熊本県の南阿蘇村役場で開き、3年前の熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の活用策として、観光向けの「軌道自転車」を今年度内に導入することを承認した。

 南阿蘇鉄道は高森―中松(7.1キロ)が運行中だが、約6割は不通のまま。昨年1年間の輸送人員は約5万人と伸び悩んでいる。軌道自転車は線路上を走ることができ、2人乗りが一般的。自然の中でサイクリングを楽しむ「レールマウンテンバイク」として岐阜県の旧神岡鉄道で導入されるなど活用例がある。

 協議会事務局が利活用策として軌道自転車の導入事業費150万円を提案し、承認された。村内業者に車体製造を発注し、安全性などを確認して今年度中に高森駅構内の引き込み線に導入する計画だ。事務局は「列車の運行や復旧作業を妨げないような軌道自転車導入を探る」としている。

 また、協議会の新会長に熊本大学大学院先端科学研究部の柿本竜治教授の就任も承認された。【杉山恵一】

記事元:毎日新聞 2019.7.30

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