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本庄で世界最古の自転車を復元 東京五輪の聖火リレーで活用へ

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世界最古の自転車「陸船車」に乗る「東京2020」聖火ランナー内定者の新井正人さん
参照:みんなの経済新聞

 旧本庄商業銀行煉瓦倉庫(本庄市銀座1)で1月11日、新井正人さんが世界最古の自転車とされている「陸船車」の実物大サイズに復元し展示した。

 新井さんは、戸谷正夫さんが代表を務める「本庄まちNET」のからくり門弥プロジェクトリーダーであり、東京五輪・パラリンピックの聖火リレーのランナーに内定している。「陸船車を世界に出したいと思い聖火ランナーに応募した」と振り返る。

 新井さんは「聖火リレーのランナーに決まった瞬間、うれしさで頭が真っ白になった。同時に聖火リレーを途絶えさせないようにしなければいけないという責任感も生まれた」と話す。

 ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎を、ギリシャ国内と開催国内でリレーによって開会式までつなげるオリンピック聖火リレー。埼玉県では7月7日~9日の3日間予定されており、本庄通過は3日目の7月9日。

 新井さんは2008年から2019年まで、10年以上の歳月をかけて世界最古と言われる自転車「陸船車」の実物大復元を実現させた。陸船車は江戸時代中期の1729年、武蔵国児玉郡北堀村(現、本庄市北堀)の百姓、庄田門弥(しょうだもんや)が考案した乗り物。新井さんは「今後改良を重ねて、文献にある時速14キロが出せるようにしたい」と話す。

 自転車発祥の地である本庄では、聖火リレーで陸船車を活用することが予定されている。本庄市の吉田信解市長は「市長コラム」で「陸船車をオリンピック聖火リレーをきっかけとして大きく世に出そうという運びになったことはまことに喜ばしい限り」と述べている。「自転車発祥の地・本庄のPRが全国的に大きく明るい話題に」とも。

記事元:みんなの経済新聞

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