
参照:福島民報
自転車ロードレース「ツール・ド・ふくしま」の第二戦として須賀川市長沼地区の藤沼湖周辺で三十日に初開催された藤沼湖クリテリウムでは、県内外の約二百人のロードレーサーが東日本大震災からの復興を後押しする力強い走りを見せた。
藤沼湖は震災で本堤が崩れ、濁流が押し寄せた下流域で死者・行方不明者八人を出す甚大な被害があった。湖畔を周回する道路が今年三月に再開通し、再開通を記念するレースに全国で実績を持つ選手が数多く出場した。
会場では、モントリオール五輪自転車競技日本代表の町島洋一さん(64)=鏡石町在住=がレースを見守った。「県外に福島の現状を伝えるきっかけになるレースだった。今後も復興イベントとして根付き、幅広い年代に愛される大会になってほしい」と期待した。
■第3戦来月25日田村市滝根町で
「ツール・ド・ふくしま」は郡山市の「Link TOHOKU(リンク東北)」と福島民報社が連携して取り組んでいる。各大会のコースの難易度や部門のレベルを基にA~Cのレースランクが設定され、各レース十位まで順位に応じて得点が与えられる。年間の累計成績で競う。

参照:福島民報
第三戦は八月二十五日に田村市滝根町のあぶくま洞周辺、第四戦は九月八日に北塩原村の裏磐梯周辺、第五戦は十月十三日に白河市、第六戦は十月二十七日に葛尾村、第七戦は十一月十七日に塙町で開催する。
記事元:福島民報