豊かな自然を感じながら諏訪湖の周りを自転車で走ることができる専用道路が一部区間で完成し、8日、開通を祝う式典が行われました。

諏訪湖周辺でサイクリングの人気が高まる中、県と周辺の岡谷市、諏訪市、それに下諏訪町では、1周およそ16キロメートルの湖の周りに自転車専用道路を整備する計画を進めています。
このほど県が施工を担当する区間の一部820メートルが完成し、8日、開通を祝う式典が行われました。
自転車専用道路は諏訪湖のすぐそばを一周できるジョギングロードと並行する形で整備され、左側通行を促す白い矢印や自転車専用であることを示す標識が設置されています。
式典終了後には、招かれた人たちがさっそく諏訪湖をながめながら気持ちよさそうに自転車を走らせていました。
サイクリングの普及活動をしている岡谷市出身の30代の男性は「車よりも低い目線で走ることができるので、諏訪湖を間近に感じます」と話していました。
県によりますと、自転車専用道路全体としては令和5年度内におおむね完成させることを目指しているということで、県諏訪建設事務所整備課の宮下修 第二整備係長は「周辺の観光がますます盛んになるように、できるだけ早く諏訪湖を一周できるよう整備を進めたい」と話しています。
記事元:NHK NEWS WEB