
参照:jiji.com
東日本大震災の復興支援を目的とした自転車イベント「ツール・ド・東北2019」(河北新報社、ヤフー主催)が14、15両日に宮城県石巻市などで開かれた。2013年の初開催から今年で7回目。秋晴れの中、全国から集まった計約4000人が被災地を駆け巡った。
ツール・ド・東北はタイムを競わずに完走を目指す。15日には一般の部が行われ、参加者は石巻、気仙沼など6市2町にまたがる65~210キロの全6コースを疾走した。
今年新設の「仙台発奥松島グループライド」は仙台市内を出発し、津波で被災した市立荒浜小学校や、かさ上げを行った開通前の「東部復興道路」を通る65キロのコース。東京都東村山市から参加した会社員畔原祐介さん(39)は「(被災地には)今まで来たことがなかったので、荒浜小を訪れることができて勉強になった」と話した。
仙台市青葉区の公務員佐々木祐太さん(30)は南三陸沿岸を回る170キロコースに参加。走りながら「道や住宅地がきれいになり、復興していると感じた」という。「地元の人の応援が温かく、励みになった。また来たい」とすがすがしい表情を見せた。
記事元:jiji.com 2019.09.15