「お守り」というと袋の形をしたものをイメージするが、自転車やバイクに乗る人向けにさまざまなスタイルが登場している。
季節は行楽の秋。オートバイや自転車など二輪車を趣味とする人にとっては、愛車に乗って出かけるには絶好の時期だ。アクシデントに遭遇しないように装備に加えてみたいのが「お守り」である。近頃は、車体への取り付けが簡単なものも増えている。

ひとつめは、ハンドルなどに取り付けやすいお守りを2つ紹介しよう。ホンダ、ヤマハ、そしてスズキと日本の主要オートバイメーカーのうち3社の創業の地である静岡県は浜松市にある「大歳(おおとし)神社」の「交通安全御守り 道楽守(1,000円)」、交通の神様としても昔から人々から崇められている山口県岩国市の「白崎八幡宮」の「交通安全お守り 自転車守・バイク守(700円)」だ。これらは、ともに輪っか状にして巻きつけて、ハンドル部分などにセットすることができる。白崎八幡宮のお守りはAmazonでも購入可能となっている。
エンブレム風のお守りもある。高尾山薬王院(東京都八王子市)の「自転車安全円満守(1,000円)」は小さなメタリックのエンブレムのようになっていて、サドル下などの車体のフレーム部分に取り付けられる。ただしこのお守り、厳密には請願章。ご本尊様に「私は安全運転を遵守する」との誓いを立てた証として授与されるもの。宣誓の上で付けたからにはと、一層運転マナーも向上しそうだ。
また大阪府豊能郡にある本龍寺には、日本版ガーディアンベルと呼んでも差し支えはなさそうな「守護鈴(2,500円と5,000円)」がある。ガーディアンベルとは、古くからアメリカのオートバイ愛好者の間では車体につける定番のお守りとなっている小さなベル。本龍寺の守護鈴はオートバイ専用というわけではないが、同寺はバイク寺としても有名だ。走行中は災いを防ぐとされる鈴の音もプラスしてみたい。
二輪車に乗る人は、この秋から安全運転の装備のひとつとして専用のお守りを付けてみてはいかがだろう。
記事元:MONEYzine