気軽なサイクリングでもなく、週末のロングライドでもなく、「通勤」の目線で考えたときの “最適な距離” とはどのくらいでしょうか?考慮したいポイントは、「時間の縛り(始業時間)があること」と、「運動した充足感が得られること」。
近すぎず、遠すぎず、自転車通勤にちょうどいい距離とは何kmなのでしょうか?
距離と時間の目安をチェック!
まずは5km刻みで所要時間とポイントをチェックしていきましょう。

5km(EASY)
時間にして15~20分ほど。試しに始めるのにピッタリな距離です。自宅から駅までのバス区間が、ちょうどこのくらいというケースも多いのではないでしょうか?
10km(NORMAL)
30分以上しっかり自転車に乗るイメージです。これくらいの距離になるとクロスバイクなどのスポーツバイクがおすすめ。
15km(NORMAL)
1時間前後の時間が必要になります。スポーツサイクルなら初心者でも挑戦できる距離です。

20km(HARD)
1時間では到着できない距離になってきます。スポーツサイクルに慣れない方には、かなりアグレッシブな距離でしょう。
25km(HARD)
1時間半以上を見積もっておかないといけない距離です。時間に限りがある “通勤” という点から考えると、少し距離が長すぎます。
ズバリ、最適な距離の目安は「15km程度まで」
通勤サイクリングですから、始業時間は絶対厳守。道路の混雑状況や、意外と信号が多くて時間がかかったり、パンクなどのトラブルも考慮すると、朝は特に余裕をもった時間設定が必要です。
そう考えると、最適な距離の目安は「15km程度まで」と言えるでしょう。20km、25km~となると、運動習慣がない人にはかなりハード。働く前に疲れてしまっては元も子もありません。
反対に2~3km程度の短い距離だと、体も温まらないままサイクリングが終了してしまい、少し物足りないかもしれません。10~15kmの距離で、1時間ほどペダルを漕いでいれば、しっかり運動したという充足感も得られます。

参照:SHIMANO
クロスバイクなどのスポーツサイクルでの通勤を考えているなら、まずは10kmを目安にスタートしてみましょう。初心者でも無理なく実践できる距離です。
15km程度でもチャレンジできますが、慣れないうちは時間に余裕をもって出発することを心がけて。

参照:SHIMANO
体力に自信がある方で、20km以上の距離に挑戦したいなら、まずは無理なく週に1〜2回から始めるといった工夫を。
25km以上になると、田舎道でほとんど信号なく走れるなら選択肢に入ってきますが、日常生活や仕事とのバランスを考えると、通勤サイクリングには長すぎる距離です。ルートの一部を自転車に置き換えるなど通勤に適した距離にとどめ、ロングライドは休日を使って楽しむのがおすすめです。
通勤ルートの距離はどう測る?
インターネット上の地図サイトや、自転車ルート検索ツールを利用して調べることができます。
まずは大まかな距離とルートを調べておき、一度、時間の縛りのない休日を使って試走できればベスト!自転車が走りやすい道や、交通量など、事前に把握することができます。
記事元:SHIMANO